少子高齢化が進み、高齢化社会へと進んでいく日本では、介護福祉士の需要が急速に高まっています。介護福祉士として働くためには介護福祉士の国家資格が必要です。ここまでは知っている方も多いかと思いますが、介護福祉士の仕事内容がどのようなことをしているのかは意外と知られていないと思いますので、介護福祉士の仕事内容をご紹介します。
介護福祉士は皆さんのイメージ通り、高齢者をサポートするという役割がありますが、その仕事は大きく分けて4つの業務で形成されています。
まず1つ目が、身体介護です。身体介護は食事、排泄、入浴といった衛生管理などを行う業務です。介護福祉士と聞いてイメージする仕事内容はここだと思います。それ以外にも3つあります。2つ目が生活援助です。生活援助は洗濯、掃除を行いますが、生活に必要となる日用品の購入といった日常的な家事をこなす役割があります。3つ目が相談です。相談は介護を受ける対象者のみではなく、対象者の家族を含めた生活、介護に関する相談に乗ってアドバイスを行う役割を持ちます。4つ目が社会活動支援です。社会活動支援は、対象者の家族、近隣の人などとのコミュニケーションなど、より良い対人関係を築くための役割を持ちます。
介護福祉士は高齢者をサポートするだけではなく、その家族や近隣の方も含めてサポートしていきます。介護の対象者はもちろん、そのコミュニティを円滑にするといった役割も担った仕事です。
介護福祉士の仕事の魅力として、介護をした対象者が喜ぶ姿を直接見ることが出来る点にあります。どのようなことをすれば対象者に喜んでもらえるかを考えた試行錯誤の結果、対象者だけではなく一緒に働いている従業員などと人と人との関係を築けるのも魅力です。
また、介護福祉士として働くことによって得られるスキルも魅力の1つです。介護福祉士として働くことで基礎体力とコミュニケーション能力が自然と高まっていきます。介護の仕事は想像以上の重労働で体力を使います。日々働く中でのルーティンをこなすうちに、自分の体力がついていくことがわかるはずです。また、コミュニケーション能力も仕事をこなしていくうちに高くなってきます。要因としては、対象者とその家族が喜ぶ提案、望むサービスを真剣に考えることにあります。コミュニケーション能力が高い人は相手をよく知り、相手が喜ぶこと、望むことを把握出来る人です。介護福祉士は自分の中で相手にすべきことは何か、ということを常に考えながら働きますので自ずとコミュニケーション能力も上がります。
2016.09.23